2006年02月28日
医療大麻裁判 大阪拘置所 その1
大阪拘置所には、入る者も出る者も、この門を通る。らもさんが保釈ででてきて、新聞記者の取材を受けたのも、この門の前だ。

一見、近代的に見えるが、なかは古く、地震がきたら倒壊しそうな不安を感じる。後で入れられた独房には「地震がきても心配するな」という張り紙がしてあったほどだ。
拘置所に連れてこられると、丸裸にされて、医者らしき人のチェックを受ける。部屋はわざとそうしてあるのかと思うほど暗くて陰鬱で、むき出しのコンクリート壁は薄汚れていた。
「指は5本あるか」と聞かれて、両手をかざして見せ、「玉いれはしてないか」と聞かれて「はあ?」と聞きなおす。「あそこにパチンコの玉とか入れてないな?」「はあ」「イレズミはないな。よし。そしたら尻の穴を広げて見せて」と言われて、見せる。そばにスリコギのようなものが置いてあるので、あとでつっこまれないように、両手で思いっきり広げて、ちょっときばる。指がそろってなく、玉やイレズミを入れた人たちといっしょに拘置されることになったのだ。
翌日から、マトリ(厚生労働省厚生局麻薬取締部)の取調官がこの拘置所にやってきて、取調室で調べる。それが20日間続いた。ときどき、バスで検察庁につれて行かれるのだが、そのときもこの門を通る。
あるとき、この門のところで20人ばかり、バスがでてくるのを待っている人たちがいた。みんな心配顔だった。僕はよく母をひどく心配させたが、心配している母のようなのが20人も集まっていたら異様だ。ここから刑務所に移送される人がいて、最後に顔を見たいと思って集まってきたのかもしれない。
この大阪拘置所には死刑囚も収監され、実際にこの敷地内で死刑も執行されている。命を救う病院のような建物もあれば、命を奪う建物もある。そう思って、上の写真をもう一度見てもらいたい。

拘置所には差し入れができる。服や日用品なども差し入れできるが、個人がやるとチェックが厳しいので、たいていこの差し入れ屋に頼むことになる。弁当も差し入れできるが、大阪拘置所のメシはうまいので、必要はない。
この店の名前は「放免屋」。無罪放免、不起訴で放免、微罪放免、恩赦放免、何でもいいから1日もはやく出してやってほしい、差し入れする人たちの、両手をあわせて拝みたいような気持ちだ。
今日の内容が面白かった人はクリック

クリックしたらランクページの「麻枝光一的日常」というところを再度クリック

一見、近代的に見えるが、なかは古く、地震がきたら倒壊しそうな不安を感じる。後で入れられた独房には「地震がきても心配するな」という張り紙がしてあったほどだ。
拘置所に連れてこられると、丸裸にされて、医者らしき人のチェックを受ける。部屋はわざとそうしてあるのかと思うほど暗くて陰鬱で、むき出しのコンクリート壁は薄汚れていた。
「指は5本あるか」と聞かれて、両手をかざして見せ、「玉いれはしてないか」と聞かれて「はあ?」と聞きなおす。「あそこにパチンコの玉とか入れてないな?」「はあ」「イレズミはないな。よし。そしたら尻の穴を広げて見せて」と言われて、見せる。そばにスリコギのようなものが置いてあるので、あとでつっこまれないように、両手で思いっきり広げて、ちょっときばる。指がそろってなく、玉やイレズミを入れた人たちといっしょに拘置されることになったのだ。
翌日から、マトリ(厚生労働省厚生局麻薬取締部)の取調官がこの拘置所にやってきて、取調室で調べる。それが20日間続いた。ときどき、バスで検察庁につれて行かれるのだが、そのときもこの門を通る。
あるとき、この門のところで20人ばかり、バスがでてくるのを待っている人たちがいた。みんな心配顔だった。僕はよく母をひどく心配させたが、心配している母のようなのが20人も集まっていたら異様だ。ここから刑務所に移送される人がいて、最後に顔を見たいと思って集まってきたのかもしれない。
この大阪拘置所には死刑囚も収監され、実際にこの敷地内で死刑も執行されている。命を救う病院のような建物もあれば、命を奪う建物もある。そう思って、上の写真をもう一度見てもらいたい。

拘置所には差し入れができる。服や日用品なども差し入れできるが、個人がやるとチェックが厳しいので、たいていこの差し入れ屋に頼むことになる。弁当も差し入れできるが、大阪拘置所のメシはうまいので、必要はない。
この店の名前は「放免屋」。無罪放免、不起訴で放免、微罪放免、恩赦放免、何でもいいから1日もはやく出してやってほしい、差し入れする人たちの、両手をあわせて拝みたいような気持ちだ。
今日の内容が面白かった人はクリック
クリックしたらランクページの「麻枝光一的日常」というところを再度クリック
smar2006 at 12:14
│Comments(0)
│医療大麻裁判


